スターバックスのデカフェについて、
製法が変わった?
カフェイン除去率が99%から90%に変わってる?
と気になっていませんか?
結論からいうと、2025年の表示訂正と2026年の製法変更は別の出来事です。カフェインを取り除く割合が急に低下したわけではありません。
また、製法変更の前後とも有機溶媒は使用されず、風味と従来同等のカフェイン除去基準が保たれています。公式情報を確認する限り、今回の変更は安心して受け止められる内容といえます。
本記事では、スタバのデカフェ製法の変更内容と、カフェイン除去率の表示が訂正された理由を分かりやすく解説します。
目次
1. 【結論】表示訂正と製法変更は別の話
1.1. 2025年は除去率の「表示」を訂正
2025年5月、「カフェイン除去率99%以上」という表示が訂正されました。実際の除去率は94~97%程度と推定され、日本の表示基準に合わせて「90%以上除去」と案内されています。
1.2. 2026年は除去する「方法」を変更
2026年7月中旬以降は、水と二酸化炭素を使う方法から、水を使う方法へ順次切り替えられています。変更前後とも有機溶媒は使用されません。
2. 2025年の表示訂正と2026年の製法変更|時系列表
時系列で並べると、違いが整理できます。
| 時期 | 出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 2025年5月 | 除去率表示を訂正 | 99%以上から90%以上へ。製法変更ではない |
| 2026年7月中旬以降 | 製法を順次変更 | 水+二酸化炭素から、水を使う方法へ |
店舗や商品によって切り替え時期は異なります。
3. スタバのデカフェ製法はどう変わった?
変わったのは、焙煎前の生豆からカフェインを取り除く工程です。
3.1. 変更前後の製法を比較
| 比較項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 使用するもの | 水と二酸化炭素 | 水 |
| 有機溶媒 | 使用しない | 使用しない |
| カフェイン除去率 | 90%以上 | 90%以上 |
スターバックスは、次のように説明しています。
変更前後のいずれにおいても、有機溶媒を用いず。
3.2. 新製法はスイスウォーター法なの?
公式発表は「水を用いてカフェインを除去する方法」としており、スイスウォータープロセスとは明記していません。そのため、同じ製法とは断定できません。
4. 表示訂正と製法変更で味は変わった?

数字や製法が変わると、コーヒーの味にも影響するのか気になりますよね。表示訂正と製法変更では、味への関係が異なります。
4.1. 2025年の表示訂正による味の変化はない
2025年に行われたのは、カフェイン除去率の表示訂正です。
コーヒー豆や製造方法を変更したわけではないため、表示が「99%以上」から「90%以上」へ変わったことによる味への影響はありません。
4.2. 2026年の製法変更では風味を保つ方法を採用
2026年には、カフェイン除去方法が「水と二酸化炭素を使う方法」から「水を使う方法」へ変更されました。
スターバックスは、変更前後ともコーヒーの風味を保ちながら、カフェインのみを取り出す方法を採用していると説明しています。
そのため、製法変更によって味が大きく変わるとは案内されていません。ただし、新旧製法の味を比較した具体的な検査結果は公表されていないため、まったく同じ味とまでは断定できません。
ディカフェ ハウス ブレンドでは、引き続きトフィーやココアを思わせる風味と、ほのかなローストの甘みが特徴として案内されています。
5. なぜ99%以上から90%以上に変わった?
数字だけを見ると、カフェイン除去率が下がったように感じるかもしれません。端的に言うと、英語表現の解釈に誤りがあったため表示内容が訂正されました。
5.1. 原因は英語表現の解釈
スターバックスは、「99.9% Caffeine free」を、カフェインを99.9%除去したという意味で捉えていました。
実際には、除去後の豆に含まれる成分のうち、99.9%がカフェイン以外であることを示す表現でした。
実際の除去率は94~97%程度と推定される。
5.2. 「90%以上」は実際の除去率が90%という意味ではない
現在の表示は、日本の公正競争規約に沿ったものです。実際の除去率は94~97%程度と推定されています。
6. 製法変更後の安全性は?

安全性は、有機溶媒の使用と残るカフェインを分けて確認します。
6.1. 有機溶媒とは?人体への影響はある?
有機溶媒とは、カフェインや油分など、水に溶けにくい成分を取り出すための液体です。食品分野でも、オリーブポマースオイルや一部のココア製品の製造に使われる場合があります。
種類や摂取量によっては人体へ影響する可能性がありますが、食品製造では、使用できる用途や残留量の基準が定められています。製造工程で除去・管理され、基準を満たした食品のみが流通します。
なお、スタバのデカフェは、製法変更の前後とも有機溶媒を使用していません。
6.2. デカフェでもカフェインはゼロではない
デカフェはカフェインを大幅に減らしたコーヒーですが、完全なゼロではありません。
▶ 関連記事:スタバのデカフェは体に悪い?安全性と注意点を解説
7. よくある質問
製法と除去率について、残りやすい疑問をまとめました。
7.1. 製法変更でカフェイン除去率は下がりましたか?
A. 下がったわけではありません。表示変更は、2025年に英語表現の解釈を訂正したためです。2026年の製法変更後も、除去率は90%以上と案内されています。
7.2. すべての商品が新製法ですか?
A. 現時点では、すべての商品が新製法へ切り替わったとは言い切れません。2026年7月中旬以降、店舗や商品ごとに順次切り替えられています。
8. まとめ|表示訂正と製法変更を分けて考えよう

2025年に行われたのは、英語表現の解釈を見直したカフェイン除去率の表示訂正です。
2026年に行われたのは、水と二酸化炭素を使う方法から、水を使う方法への製法変更でした。
変更前後とも有機溶媒は使用されず、カフェイン除去率も90%以上です。除去率が急に低下したのではなく、時期も内容も異なる2つの出来事として捉えることが大切です。
公式情報を確認する限り、今回の製法変更によって安全性が損なわれた事実はありません。有機溶媒を使わず、風味と従来同等のカフェイン除去基準を保つ変更であるため、安心して受け止められる内容といえます。