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卵の色が違うのはなぜ?黄身や殻の色ではわからない本当の品質と安全性

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黄身の色が濃いほうが栄養があるのでは?
茶色い殻の卵は高級っぽい

――そんなイメージを持っていませんか?
実は、卵の色の違いは“健康”や“安全性”とはほとんど関係がありません。

黄身の色は鶏の食べる飼料や添加物、殻の色は鶏の品種による違い。
見た目に惑わされず、本当に安心できる卵を選ぶには、育て方や管理体制を知ることが大切です。

この記事では、卵の黄身や殻の色が違う理由、注意したい着色料、鮮度を見分けるコツまでをわかりやすく解説します。

1. 卵の色が違うのはなぜ?【結論:見た目では品質はわからない】

卵の色が違う理由は、飼料・品種・保存状態の3つです。
「濃い=栄養が多い」「白い=安い」というのは誤解。
実際には、何を食べ、どんな環境で育ったかが卵の品質を決めています。

項目 主な要因 特徴
黄身の色 飼料(とうもろこし・マリーゴールド・合成着色など) 濃淡はあっても栄養価に差はほぼなし
殻の色 鶏の品種(白レグホン・ボリスブラウンなど) 白・茶ともに栄養・安全性に差なし

2. 黄身の色の違いは“飼料”で決まる

2.1 卵の黄身の色が濃い理由

黄身の色素は飼料に含まれるカロチノイドやルテインによって変わります。
とうもろこしやマリーゴールドなどの天然飼料を食べると色が濃くなります。
一方で、販売時に「見た目を良くする」目的で、パプリカ粉やトウガラシ粉を加えることもあります。
これらは安全基準内ですが、自然な色と誤認しやすいため注意が必要です。

2.2 卵の黄身がレモン色/薄い色なのはなぜ?

鶏が白米や小麦など淡色の飼料を食べていると、黄身は自然と薄い色になります。
これは“着色していない自然な証拠”であり、むしろ本来の姿ともいえます。
たとえば「黄身リッチ」のように、無着色で自然な黄身色を保つブランドもあります。

3. “黄身の色が濃い=体に悪い?”と言われる理由

3.1 合成着色飼料や過剰なルテイン添加

一部の生産では、黄身を濃く見せるために合成カロチノイドやパプリカ抽出物を飼料に混ぜています。
もちろん法的に認められた成分ですが、こうした添加によって「自然に濃い」と誤解されることもあります。
黄身が不自然に赤い・オレンジが強い場合は、着色飼料の影響も考えられます。

Q6. 卵黄の色が異なるのはなぜ?
A6. 卵黄の色は、ニワトリが食べている飼料によって決まります。黄色の強い草やトウモロコシが多いと黄色が強くなり、飼料用米やマイロ(飼料用穀物)などが多いと淡くなります。パプリカやカニの甲羅の色素を飼料に配合すると赤色が強くなります。卵黄の色の濃淡と栄養価には直接的な関係はありません。

出典:農林水産省ホーム > 会見・報道・広報 > aff(あふ)最新号 > 特集「疑問解消! たまごのヒミツQ&A」

3.2 栄養価はほぼ同じ。色は「視覚マーケティング」

黄身の濃さは、栄養価を示すものではありません。
濃い黄身が好まれるのは、見た目の印象を重視したマーケティングの影響。
実際、ビタミンやたんぱく質の量は黄身の色に関係なく、飼料や鮮度のほうが栄養に影響します。

4. 殻の色の違いとその理由

4.1 茶色卵と白卵の違いは「品種」

茶色い殻の卵を産むのはボリスブラウン種やロードアイランドレッドなどの赤毛系。
白い殻の卵を産むのはレグホン系の白い羽の鶏です。
つまり、殻の色は鶏の遺伝的特徴で決まり、飼料や育て方では変わりません。

4.2 殻の色と栄養価の関係

「茶色卵=高栄養」というのは誤解。
殻の厚さや強度も品種の個性であり、栄養や安全性には差がありません。
むしろ、産卵環境の清潔さや温度管理のほうが品質を左右します。

5. 卵の殻の色が変色するのはなぜ?

5.1 保存や湿度、温度変化が原因

保存中の酸化や殻表面の化学反応で、殻の一部が変色することがあります。
高温・多湿・直射日光の当たる場所に置くと変色しやすく、劣化が進むことも。
冷蔵庫のドアポケットは温度変化が大きいため、奥の段で保存するのが安心です。
殻の変色に加えて異臭がある場合は食べないようにしましょう。

6. 安全な卵の見分け方【鮮度チェックと保存のコツ】

  • 賞味期限は生食基準:加熱調理なら1〜2日過ぎても問題ない場合があります。
  • 水に浮かべるテスト:沈めば新鮮、浮いたら劣化しています。
  • ひび割れ卵はすぐ調理:菌が入りやすいため早めに使用。
  • 常温保存は避ける:温度差による結露が雑菌の原因になることもあります。

鮮度と保存を意識することで、見た目以上に安全な食生活を守れます。

7. 色より大切なのは「飼育環境」と「管理体制」

7.1 平飼い・放牧飼いは鶏が健康で自然な卵を産む

広い場所で自由に動ける鶏はストレスが少なく、抗生剤の使用も減らせます。
結果として、より自然な風味と栄養バランスの整った卵になります。
黄身や殻の色に関係なく、“生産者の管理意識”が品質を左右します。

7.2 トレーサビリティと表示を確認しよう

トレーサビリティとは、食品が「どこで、誰によって、どのように作られたか」を追跡できる仕組みのことです。

卵もパッケージに「飼料・採卵日・生産者名」が明記されているか確認しましょう。
「有機JAS」「非遺伝子組換え」などのマークも信頼できる目安になります。
どんな環境で鶏が育っているかがわかる卵ほど、安心して購入できます。

よくある質問Q&A|卵の色と安全性について

Q1. 黄身の色が濃い卵は栄養が多いですか?

A. いいえ。黄身の色は鶏が食べる飼料によって変わるもので、濃い=栄養が多いとは限りません。
天然由来のカロチノイドやルテインで色が濃くなることもありますが、栄養価の差はごくわずかです。
重要なのは飼育環境や鮮度です。

Q2. 茶色い殻の卵のほうが高級なんですか?

A. 殻の色は鶏の品種による違いで、白でも茶でも栄養価・味に差はありません。
ただし、茶色卵の鶏は体が大きく、飼料コストが高いため価格が上がりやすい傾向があります。

Q3. 自然な卵を見分けるにはどうすればいい?

A. 「採卵日」「生産者名」「飼料」などが明記された卵を選ぶのが基本です。
有機JASマークや平飼い表示があるもの、また生産背景が公開されているブランド(例:黄身リッチなど)は信頼性が高いといえます。

8. 当サイトおすすめ|自然な色の卵「黄身リッチ」

「黄身リッチ」は、60年以上の歴史を持つセイメイファームが育てた無着色・平飼い卵
北海道産とうもろこしや丸イワシ粉などを使った自家配合飼料で育てた健康な鶏が産む、自然な淡い橙色の卵です。
黄身のコクと旨みがありながらクセがなく、卵かけご飯やお菓子づくりにも最適。
丁寧なパッケージで贈り物にも喜ばれる安心品質です。

9. まとめ:見た目より“育ち”で選ぶ時代へ

卵の黄身や殻の色は、栄養価や安全性の指標ではありません。
本当に大切なのは、鶏の育ち方と生産者の姿勢です。
自然の色をそのままに、無理な着色や過剰な演出に頼らない。
そんな“誠実に作られた卵”こそが、これからの時代に選ばれる基準です。

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