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ラクトアイスは体に悪い?危険度ランキングと安全な選び方

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暑くなってくると、ひんやり冷たいアイスクリームが一段と美味しく感じますよね。
ついコンビニやスーパーで手に取ってしまうことも多いかもしれません。
でも、ちょっと待って。
アイスの種類によっては、思わぬ健康リスクが潜んでいることもあります。
今回は特に「ラクトアイス」に注目して、体への影響や安全な選び方についてご紹介します!

1.1 アイスクリームとの違い

アイスは大きく分けて、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」の3種類があります。
違いは、乳固形分と乳脂肪分の量です。

分類乳固形分乳脂肪分特徴
アイスクリーム15%以上8%以上濃厚でクリーミー
アイスミルク10%以上3%以上さっぱりした口当たり
ラクトアイス3%以上規定なし乳成分が少なく、さっぱり軽い
アイスクリームの分類

ラクトアイスは乳成分が少なく、植物油脂などで代用しているため、コストを抑えやすい反面、栄養面ではアイスクリーム、アイスミルクに劣ります。

1.2 ラクトアイスの特徴と成分

ラクトアイスの主な成分は以下の通りです。

  • 水あめ
  • 植物油脂
  • 砂糖
  • 添加物(乳化剤、安定剤、香料、甘味料)

つまり、安価な材料で大量生産しやすい特徴がある反面、体に負担がかかる成分が多く含まれているのです。

ラクトアイスが体に悪いと言われる理由

ラクトアイスは手軽に楽しめるスイーツですが、実は健康面で気をつけたいポイントもあります。
ここでは、ラクトアイスに潜むリスクについてわかりやすく解説していきます。

2.1 植物油脂とトランス脂肪酸の影響

ラクトアイスの大きな特徴である植物油脂。
しかし、この油にはトランス脂肪酸が含まれていることがあり、以下のリスクが指摘されています。

  • 動脈硬化や心疾患のリスクを高める
  • 悪玉コレステロール(LDL)を増やす
  • 認知機能に悪影響を与える可能性

日本の厚生労働省も、トランス脂肪酸について健康リスクを説明し、できるだけ摂取量を減らすよう呼びかけています。

平均的な日本人より多いトランス脂肪酸摂取量を基にした諸外国の研究結果によると、トランス脂肪酸の過剰摂取により、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされています。

出典:厚生労働省ホーム> 政策について> 分野別の政策一覧> 健康・医療> 食品> トランス脂肪酸に関するQ&A

2.2 添加物や人工甘味料のリスク

ラクトアイスには以下のような添加物が多用されています。

  • 乳化剤(油と水を均一に混ぜる)
  • 安定剤(形状を保つ)
  • 香料
  • 人工甘味料(スクラロースなど)

これらは安全基準内で使用されていますが、日常的に大量摂取すると、アレルギーや腸内環境の悪化を招く可能性が指摘されています。

2.3 砂糖や脂質の過剰摂取による健康への影響

砂糖や脂質が豊富なラクトアイスを食べすぎると、次のリスクが高まります。

  • 肥満
  • 2型糖尿病
  • 脂肪肝

特に子どもや高齢者は、摂取量に注意が必要です。

体に悪い?ラクトアイスランキング

先にお伝えしておきたいのですが、今回ご紹介するラクトアイスたちは、決して「買うのをやめましょう」と言いたいわけではありません。
実は、私自身も大好きでよく食べていた商品が含まれているので、正直なところ、発表するのを少しためらいました。

ただ、健康のことを考えるなら、「買う回数を少し減らしてみる」だけでも体への負担はぐっと軽くなります。
完全に我慢する必要はありません。
ラクトアイスと上手に付き合いながら、楽しく、そして賢くアイスタイムを楽しんでいきましょう!
それでは、ランキング3位までをご紹介します。

3.1 第1位:ロッテ「爽」バニラ

  • 植物油脂を多用
  • 香料、安定剤が多い
  • カロリーも意外と高め

「爽」はシャリっとした食感が美味しく爽やかで人気ですが、実は油脂成分がたっぷり使われています。

3.2 第2位:明治「エッセルスーパーカップ 超バニラ」

  • ラクトアイス規格
  • 植物油脂が含まれ、トランス脂肪酸リスクあり
  • 砂糖量が多く、高カロリー

コスパ最強として人気ですが、原材料を見ると植物油脂や添加物がしっかり使用されています。

3.3 第3位:森永製菓「パリパリバー」

  • ラクトアイス規格
  • チョコ部分に植物油脂が多く使用
  • 糖質・脂質ともに高め

パリパリ食感が楽しくておいしいアイスですが、成分的には油脂と糖質たっぷり。おやつにするなら量と頻度を意識したいところです。

安全なラクトアイスの選び方

ラクトアイスを選ぶとき、成分や表示を少し意識するだけで、体への負担をぐっと減らすことができます。
ここでは、毎日のアイスタイムをより安心して楽しむために、知っておきたい選び方のポイントを紹介します。

4.1 原材料表示のチェックポイント

選ぶときには、原材料欄をチェックしましょう。

  • 「植物油脂」が最初に来ていないか
  • 添加物がずらりと並んでいないか
  • 自然な材料(生乳、砂糖、卵など)が多いか

4.2 「アイスクリーム」表示の商品を選ぶ

ラクトアイスより、「アイスクリーム」と表示されたものを選ぶと、乳成分がしっかり含まれ、油脂や添加物も少なめです。

【アイスクリーム規格の商品の一部】

  • ハーゲンダッツ バニラ
  • オハヨー BRULEE
  • レディボーデン バニラ

※例えばバニラが「アイスクリーム規格」でも、同じブランドのストロベリーは「アイスミルク規格」だということも!

4.3 無添加やオーガニック製品の活用

最近では無添加やオーガニックのアイスも増えています。
多少高価ですが、健康を考えたら良い投資と言えるでしょう。

商品名メーカー特徴
オハヨー BRULEEオハヨー乳業高乳脂肪で素材の甘みを活かす
ハーゲンダッツ バニラハーゲンダッツシンプルな原材料、香料少なめ
ダシーズアイスダシーズファクトリー無添加でこだわりの材料、安心して食べられる
おすすめの「アイスクリーム」

子どもがラクトアイスを食べるときに気をつけたいこと

ラクトアイスは手軽で美味しいため、子どもたちにも人気のおやつのひとつです。
しかし、成長期の体にとっては、脂質や糖質、添加物の影響を無視できないことも。
ここでは、子どもがラクトアイスを食べるときに、どんな点に気をつければいいのでしょうか。

5.1 成長期の子どもへの影響

トランス脂肪酸や過剰な糖質は、子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性があります。

  • 骨の発達に影響
  • 免疫力の低下
  • 肥満や生活習慣病リスクの増加

5.2 適切な摂取量と頻度

子どもには、1回に半分程度の量を目安に、週に2〜3回までに抑えると良いでしょう。
また、毎回「特別なご褒美」として楽しむ工夫もおすすめです。

まとめ:ラクトアイスとの上手な付き合い方

ラクトアイスは、適切に楽しめばそこまで悪いものではありません。

摂取頻度と量の目安

  • 毎日ではなく、週2〜3回
  • 食べる量は1個の半分〜3分の1

代替デザートの提案

  • 無糖ヨーグルト+フルーツ
  • 自家製スムージー
  • シャーベット系アイス

ラクトアイスを食べた後のリカバリー方法

ラクトアイスを食べてしまったとしても、以下の対策を取ればダメージを最小限にできます!

リカバリー方法効果ポイント
軽い運動(ウォーキング・ストレッチ)血糖値の急上昇を防ぐ食後30分以内に10~15分
梅干し・酢の物を食べる糖・脂肪代謝をサポート食後すぐに梅干し1粒
緑茶を飲む抗酸化作用・脂肪燃焼促進砂糖の入っていない緑茶選ぶ
ブロッコリースプラウトを食べる体内の解毒酵素を活性化生のままサラダにトッピング
発酵食品(納豆・キムチ)を食べる腸内環境を整える毎日少量ずつ取り入れる
リカバリー案

健康的に楽しむためのポイント

  • 原材料をしっかり確認する
  • 子どもと一緒に選ぶ
  • 「ご褒美アイス」として楽しむスタイルを意識する

体に優しい選択をしながら、楽しく賢いアイスタイムを過ごしていきましょう!

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