卵アレルギーの方やヴィーガンの方、小さなお子さんの食事に気を付けたい方など、「卵不使用パン」を探す理由は人それぞれです。
健康志向の方にとっては、なるべくシンプルな材料で作られたパンを選ぶことが目的になります。
一方、卵アレルギーを持つ方にとっては、命に関わるリスクを避けるため、コンタミネーション(微量混入)まで注意が必要です。
このように「健康志向」と「アレルギー対応」は似ているようでまったく別ものです。
本記事では「健康志向で」卵不使用パンを選びたい方に向けて、市販で買いやすいおすすめパンを5つご紹介します。
※アレルギー対応でどうしても卵を避けたい場合は、市販ではなく手作りを選ぶことをおすすめします。
1. 卵不使用パン 市販 を選ぶ2つのポイント
卵不使用パンを市販で購入する際に注意したいポイントを2つ紹介します。
1.1. 原材料をしっかりチェックする
卵不使用と書かれていても、製造過程で卵を含む食品と同じ工場で作られていることがあります。特にアレルギーがある方は、原材料表示をよく確認し、「コンタミネーション(微量混入)」のリスクも考慮しましょう。
1.2. 卵を使わないパンを知る
卵はパンのコクや風味を出すために使われることがありますが、必ずしも必須の材料ではありません。
フランスパン、リュスティックやベーグルなど、もともと卵を使用しないレシピで作られるパンも多く存在します。
本当に卵を避けたい場合は、まず「どんなパンが卵不使用なのか」を知っておくことが大切です。
2. 卵アレルギーの場合は「コンタミ」に注意
卵不使用と表示されているパンでも、製造工場で卵を扱っている場合は微量混入(コンタミ)のリスクがあります。
卵アレルギーは少量でも症状が出る可能性があるため基本的には手作りを推奨していますが、どうしても市販パンを買う必要がある場合は以下の点を必ず確認しましょう。
2.1 チェックすべき2つのポイント
① 製造工場で卵を使っているか
- 商品ページやパッケージの「アレルギー表示」を必ず確認
- 「同じ工場で卵を含む製品を製造しています」と書かれていれば、コンタミの可能性があります
② アレルゲン表記(公式サイトや通販サイトの商品表示)
- 「卵不使用」だけで安心せず、製造ラインでの卵使用有無を必ずチェック
- 不明な場合は、販売元に問い合わせるのが最も確実です

3. 卵不使用パン 市販 おすすめ5選
市販のパンには卵を使わずに作られた商品もあり、「できれば卵不使用のものを選びたい」というときに便利です。
ここでは、市販の中から健康志向な目線で選んだ卵不使用パンを5つご紹介します。
パン工場では同じ製造ラインを共有することが多く、卵の微量混入(コンタミネーション)を完全に避けるのは難しいです。
リスクを極力避けたい場合は、手作りが安心です。
3.1 パスコ 「超熟」シリーズ
特徴
Pasco(敷島製パン)の「超熟」シリーズは、シンプルな材料で作られた人気の食パン。卵や乳製品を使用しておらず、素材本来の味わいを楽しめます。ただし、同じ「超熟」シリーズでも商品によっては異なる場合があります。購入前に各商品の原材料表示を確認することをおすすめします。
食パンの「超熟」をはじめ「超熟」シリーズには、卵を使用していません。
Pascoホーム > カテゴリー一覧 > 原材料・添加物について > 卵を使っていない商品はありますか?
ただし、超熟ロール各種、超熟フォカッチャについては、同じ設備で卵を使用した商品を製造しており、
コンタミネーションに関する注意喚起の表示を行っています。
おすすめポイント
- 小麦・酵母・塩・砂糖・植物油のみのシンプルな原材料
- ふんわりとした食感でトーストにもサンドイッチにも使いやすい
- 全国のスーパーで手に入りやすい
3.2. しっとり豆乳ブレッド(タカキベーカリー)
特徴
タカキベーカリーのしっとり豆乳ブレッドは、卵を使わず、豆乳を使用することでコクのある味わいを実現。もちもちとした食感が特徴です。
おすすめポイント
- 卵・乳不使用でアレルギーのある方でも安心
- 豆乳を使用し、ほんのり甘く優しい味わい
- そのまま食べても美味しく、トーストするとさらに風味が引き立つ
3.3. BEAGEL & BEAGEL(ベーグル&ベーグル)
特徴
全国展開するベーグル専門店「BEAGEL & BEAGEL」では、卵や乳製品を使わないベーグルを多く取り揃えています。ショッピングモールや駅ナカなどリアル店舗で購入できるため、市販で入手しやすく、日常に取り入れやすいのが魅力です。
念のため購入前に卵不使用かどうかを直接確認できるのも、店舗の魅力ですね。
おすすめポイント
- 卵・乳製品不使用のベーグルが豊富に揃っている
- 全国各地に店舗があり、市販で手軽に購入可能
- プレーンからフレーバー系まで種類が多く、飽きずに楽しめる
3.4. イル・ブォン・パーネ 有機スライスパン 全粒粉入り 16枚(成城石井)
特徴
成城石井が取り扱う「イル・ブォン・パーネ 有機スライスパン」は、有機小麦を使用した全粒粉入りのスライスパンです。卵や乳製品を使わず、シンプルな配合で焼き上げているため、健康志向の方やアレルギーを気にする方にも選ばれやすい市販パンです。
おすすめポイント
- 有機小麦・全粒粉入りで、素材にこだわりたい方におすすめ
- 卵・乳製品不使用で、アレルギー配慮も◎
- 成城石井の店舗で購入できる、市販で入手しやすい安心感
3.5. すこやかパンセット(タカキベーカリー)
特徴
アンデルセンでも有名な「タカキベーカリー」から出ているすこやかパンセットは、卵や乳製品を使わず、豆乳や国産小麦を使ってしっとりと焼き上げた体にやさしいパンです。市販ではなく通販限定ですが、冷凍便で届くので食べたいときに必要な分だけ解凍して楽しめます。
おすすめポイント
- 卵や乳製品を使わず、アレルギー対応を意識した設計
- 豆乳を使用したしっとり、やさしい食感
- 冷凍で届くため、長期保存や朝食・おやつに便利
4. まとめ

市販の卵不使用パンには、食パン、ベーグル、有機パンなど、さまざまな種類があります。選ぶ際には、原材料をしっかり確認し、用途や健康面を考慮しながら、自分に合ったものを選ぶのが大切です。
今回紹介した卵不使用パンの特徴を簡単にまとめました。
毎日の食事を少しでも安心にしたい方におすすめしたい「卵不使用パン」。今回紹介した5つの商品を参考に、安全で美味しいパンを見つけてみてください。
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