無添加ポテトチップスなら、普通のポテトチップスより体に良さそう
結論からいうと、無添加ポテトチップスには、添加物を避けられるメリットがあります。
ただし、カロリーや脂質は高め。アクリルアミドにも注意したいところです。
この記事では、体への影響や選び方、おすすめ商品までまとめます。
1. 無添加ポテトチップスとは?
無添加ポテトチップスは、特定の食品添加物を使わずに作られた商品があります。しかし、「無添加=ヘルシー」とは限りません。以下で詳しく見ていきましょう。
1.1. 無添加の定義と一般的な特徴
無添加ポテトチップスそれ自体が、体に悪いわけではありません。
一方で、「無添加だから健康的」とも言い切れません。
「無添加」は、一般に特定の食品添加物を使用していないことを示す言葉です。
「無添加」の意味や食品表示の見方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 無添加とは?食品の意味・表示の見方とオーガニックとの違いを解説
1.2. 「無添加=ヘルシー」とは言い切れない
ポテトチップスのカロリーや脂質は、食品添加物の有無だけでは決まりません。じゃがいもを油で揚げる食品なので、無添加の商品でも脂質やエネルギーは多くなります。
そのため、「添加物を使っていないか」だけでなく、食べる量や栄養成分まで見るのがポイントです。

2. 無添加ポテトチップスでも気をつけたい3つのポイント
無添加ポテトチップスでも、気を付けたいポイントが存在します。
2.1. 高脂質による摂取過多のリスク
ポテトチップスは油で揚げるため、無添加の商品でもカロリーや脂質は高めです。商品によりますが、60g前後で300〜350kcalほどになるものがあります。
たとえば深川油脂工業の「無添加ポテトうす塩味」は、60gで345kcal、脂質23.4gです。
無添加かどうかだけでなく、食べる量まで一緒に考えたいですね。
2.2. 食べる量が多いと栄養バランスが偏りやすい
ポテトチップスをたくさん食べると、そのぶん食事全体に占めるお菓子の割合が増えます。
お菓子から多くのエネルギーをとると、ほかの食品から栄養をとりにくくなる点にも気をつけたいところです。
厚生労働省の情報でも、お菓子の割合が増えると脂質や炭水化物以外の栄養素をとりにくくなると説明されています。(出典:厚生労働省健康日本21アクション支援システム「お菓子や間食の取り入れ方」)
2.3. 高温調理によるアクリルアミドの生成
アクリルアミドは、じゃがいもなど炭水化物を多く含む食品を120℃以上の高温で加熱した際に、生成することがある物質で、ポテトチップスにも含まれる可能性があります。(出典:農林水産省「食品に含まれているアクリルアミド」)
食品安全委員会では、日本人の通常の食事による非発がん影響のリスクは極めて低いと評価しています。
一方、発がん影響については懸念がないとは言えないとして、できる範囲で摂取量を減らす考え方を示しています。(出典:食品安全委員会「加熱時に生じるアクリルアミド」)
無添加かどうかに関係なく、高温で揚げたポテトチップスでは気にしておきたいポイントです。
3. 無添加ポテトチップスの選び方
無添加ポテトチップスを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
3.1. 原材料について
まず確認したいのが原材料表示です。じゃがいも・植物油・食塩など、何が使われているのかを確認しましょう。
「無添加」という文字だけではなく、原材料表示まで見ると商品を比較しやすくなります。
無添加表示の詳しい見方は、こちらの記事で解説しています。
▶ 無添加とは?食品の意味・表示の見方とオーガニックとの違いを解説
3.2. 使用油の種類と特徴
- 米油:オレイン酸を含み、酸化しにくく加熱に強い
- オリーブオイル:不飽和脂肪酸を多く含む
- パーム油:飽和脂肪酸を比較的多く含む
油は種類によって脂肪酸の構成や加熱時の性質が異なります。
健康面が気になる場合は、米油やオリーブオイルなど、不飽和脂肪酸を含む油を使った商品も選択肢になります。
ただし、油の種類だけではなく、脂質量や食べる量もあわせて総合的に判断しましょう。

4. 健康的に楽しむための工夫
無添加ポテトチップスを健康的に楽しむためには、こんな工夫が効果的です。
4.1. 適切な摂取量と頻度の目安
食べる量に迷ったら、30g程度をひとつの目安にする方法があります。
農林水産省では、菓子・嗜好飲料を1日200kcal程度の目安としています。別の食事バランスガイド資料では、ポテトチップス1/2袋(30g)が例として紹介されています。(出典:農林水産省食事バランスガイド「一日分の適量について」)
4.2. 食事全体でバランスを調整する
ポテトチップスを食べたからといって、野菜や果物を一緒に食べれば帳消しになるわけではありません。
その日の食事や間食を含め、全体で調整するくらいに考えるとラクです。
食べすぎた日は、次の間食を少なめにしたりとバランスを調整することが大切です。(出典:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム「お菓子や間食の取り入れ方」)
4.3. 手作りなら油や塩の量を調整しやすい
自宅でポテトチップスを手作りすることで、油の種類や塩分量を調整できます。オーブンで焼く方法を選べば、油の使用量を減らすことも可能です。
5. 無添加ポテトチップス|おすすめ4選
ここではおすすめの無添加ポテトチップスを4つ、ご紹介します(※製品仕様は時期や地域により異なる場合があります)。
5.1. 菊水堂 できたてポテトチップ
- 原材料:じゃがいも、植物油脂(米油・パーム油)、食塩
- 特徴:国産じゃがいもを使い、製造日に発送する「できたて」にこだわったポテトチップス
- 使用油:米油・パーム油
- 賞味期限:製造日より2週間
注文を受けて製造し、製造日に発送されます。販売は数量・期間限定のため、公式サイトの事前チェックがおすすめです。ふるさと納税で入手する方法も。
菊水堂ポテトチップスについて詳しく知りたい方は、下記の記事もどうぞ。▶ 菊水堂ポテトチップスは体に悪い?無添加の魅力と注意点、買える場所まで解説
5.2. ノースカラーズ 純国産 無添加ポテトチップス(うすしお)
- 原材料:じゃがいも、こめ油、食塩
- 特徴:原料はすべて国産。調味料(アミノ酸)・保存料・着色料・香料を使わずに作られています。
- 使用油:国産こめ油
※Amazonリンクの商品数量は12袋になっています。
5.3. 創健社 ポテトチップス うす塩味
- 原材料:国産じゃがいも、植物油脂(米油・パーム油)、食塩
- 特徴:国産じゃがいもを、食塩でシンプルに味付けしています。
- 使用油:米油とパーム油
シンプルな原材料の定番ポテトチップスを探している方に選びやすい商品です。
※Amazonリンクの商品数量は4袋になっています。
5.4. 深川油脂工業 米油だけで揚げたポテト うす塩味
- 原材料:国産じゃがいも、国産こめ油、食塩
- 特徴:国産じゃがいもを国産こメ油100%で揚げ、オホーツクの塩で味付けしています。
- 揚げ油:国産こめ油100%
6. 無添加ポテトチップスのよくある質問|Q&A
Q1. 子どもが食べても大丈夫?
A. 年齢や食べる量に合わせて楽しみましょう。
成長期の子どもにとって、間食は食事だけで補いきれないエネルギーや栄養素を補う機会にもなります。
ポテトチップスだけに偏らず、果物や乳製品なども組み合わせながら考えるとよいでしょう。(出典:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム「お菓子や間食の取り入れ方」)
Q2. アクリルアミドは加熱すれば必ず発生するのですか?
A. いいえ。高温で加熱すれば必ず同じ量が発生するわけではありません。
アクリルアミドは、食品に含まれる成分や加熱温度、時間などの条件によって生成量が変わります。
じゃがいもなどを120℃以上で加熱すると、生成する可能性があります。(出典:厚生労働省「食品に含まれているアクリルアミド」)
Q3. 無添加ポテトチップスでもカロリーは高いですか?
A. はい。食品添加物の有無と、ポテトチップスのカロリーは別の話です。
油で揚げた商品では、60g前後で300〜350kcalほどになるものがあります。
無添加かどうかだけでなく、内容量や栄養成分表示も確認してみてください。
7. まとめ|無添加でも食べる量まで意識しよう

無添加ポテトチップスだからといって、「無添加=いくら食べてもヘルシー」というわけではありません。
商品を選ぶときは、原材料だけでなく、カロリー・脂質・食塩相当量、一日にどれだけ食べるかまで確認することが大切です。
無添加の意味や表示について詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。
▶ 無添加とは?食品の意味・表示の見方とオーガニックとの違いを解説
気になる商品があれば、今回紹介した4商品を比べながら選んでみてください。