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モスバーガーの添加物って大丈夫?安全性と上手な付き合い方をわかりやすく解説

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モスバーガーは「野菜が新鮮」「お店で手作りしている」など、健康的なイメージのあるファストフードです。
実際、モスでは国産野菜を中心に、農薬の使用量が少ない野菜を提携農家から仕入れています。素材そのものへのこだわりが強く、体にやさしい工夫が見られます。

ただ、そんなモスのメニューにも食品添加物は使われています。
この記事では、添加物の安全性やモスの取り組み、そして私たちが「賢く食を選ぶためにできること」まで、わかりやすく解説していきます。

1. モスバーガーは他店より添加物が少ない?

モスバーガーは、他の大手ファストフードチェーンに比べて比較的添加物が少ないといわれています。

モスは「できたて」「手作り」「素材重視」を大切にしており、保存のための添加物を多く使わずに済む仕組みになっています。

お店添加物の使われ方作り方素材へのこだわり
モスバーガー少なめ(ソースが中心)注文後に店内で調理国産・減農薬野菜を積極使用
他のファストフード多め(具材・パン・ソース)工場調理→店舗で再加熱冷凍食品・輸入素材が多い傾向

2. 添加物ってなに?どんな役割があるの?

食品添加物とは、食べ物の「保存性」「見た目」「味」「食感」などをよくするために使われるものです。

添加物の種類主な目的よく使われる食品の例
保存料食品を腐りにくくするハム、練り物、サンドイッチ
着色料色を美しく保つソース、菓子パン、ジュースなど
甘味料カロリーを抑えて甘くするダイエット飲料、ガム、ゼリーなど
香料香り・風味を補うスナック菓子、アイスなど
増粘剤・安定剤とろみ・見た目の安定化ドレッシング、あんかけ、ソース類

食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。

出典:消費者庁ホーム > 政策 > 政策一覧(消費者庁のしごと) > 食品衛生基準審査 > 食品添加物

便利である反面、取りすぎれば体への負担もあるため、上手に選ぶことが大切です。

3. モスバーガーに使われている主な添加物

モスバーガーで使われている代表的な添加物の例です。

  • モス野菜バーガー:とろみを出す「増粘剤」、味をととのえる「調味料(アミノ酸等)」
  • フィッシュバーガー:色をよく見せる「パプリカ色素」、食感を出す「加工でんぷん」
  • モスチキン:衣のサクサク感を出す「加工でんぷん」、色を調整する「カラメル色素」
  • ポークサンド(米粉):しっとり感を出す「トレハロース」、お肉の色を保つ「発色剤(亜硝酸Na)」

どのメニューにも少しずつ添加物は使われています。気になる人は、できるだけシンプルな材料の商品を選ぶと良いでしょう。

4. 添加物が使われる背景と食品業界の仕組み

添加物はなぜ必要とされているのでしょうか?
それは「大量生産」「長距離輸送」「低価格での安定提供」を支えるためです。

たとえば、コンビニのお弁当やパンは数日間保存でき、全国どこでも同じように手に入ります。これを支えているのが保存料や酸化防止剤などの添加物です。
また、チェーン店の多くは中央の工場で大量調理されたものを各店で温めて提供しており、その間に品質が落ちないよう調整剤や発色剤が使われることもあります。

つまり、私たちが日常的に手にしている「便利で安定した食品」は、添加物の力で成り立っている面もあるのです。

5. モスの取り組みをもっと詳しく

モスバーガーでは、以下のような工夫がなされています。

国産野菜の使用率は約80〜100%。全国の契約農家(約3,000軒)と協力し、減農薬で育てた野菜を仕入れています。
調理はすべて店内で、注文が入ってから1つずつ手作りされるため、保存料を使わずに提供できます。
また、「低アレルゲンメニュー」や「化学調味料・保存料不使用」と明記された商品も増えてきました。

効率よりも、安心・安全・おいしさにこだわった姿勢が、多くの人に評価されています。

6. 他の食品と比較してみよう

モスのメニューが実際にどのくらい添加物が少ないのか、他のよく目にする食品と比較してみましょう。

食品添加物の数(目安)特徴
モス野菜バーガー約6〜8種類主にソースとパティに使用
コンビニおにぎり約10〜12種類米・具・のり・保存料など
カップラーメン約15〜20種類スープ・麺・具材すべてに使用
スナック菓子約10〜15種類味付け・香り・色に多用

こうして見ると、モスは外食の中でも比較的「添加物が少なめ」といえるメニューが多いのがわかります。

7. 今日からできる!行動チェックポイント

買い物時は「原材料表示」を見る習慣をつける
→ 表示の前半は「多く入っている順」なので、調味料や甘味料が先に来ている商品は注意。

「〇〇不使用」「無添加」と書かれている商品でも裏面確認を
→ 一部だけを除いた「イメージ戦略」のこともあるので、全体を見る目が大切。

お弁当やお惣菜は色が鮮やかすぎるものを避ける
→ 着色料や発色剤が多く使われている可能性がある。

子どもと一緒に「添加物を探すクイズ」をするのもおすすめ
→ 食育としても楽しく学べて、家族で意識を共有できます。

少しの工夫で、体にやさしい食事選びができるようになります。

8. 添加物を減らす食品選び「5ヶ条」

迷ったときの基準として、次の5つのポイントを覚えておくと便利です。

  1. 原材料→シンプルか?
  2. カタカナの添加物名→ずらりと並んでいないか?
  3. 色→不自然に鮮やかすぎないか?
  4. 賞味期限、消費期限→常温保存で長期間持つような商品ではないか?
  5. 値段→極端に安すぎないか?

こうした特徴が多く当てはまる商品は、添加物が多く使われている可能性があります。

9. 外食チェーンでの違いも知っておこう

他の外食チェーンと比べて、添加物の使われ方の傾向をまとめてみました。

チェーン名添加物の使われ方特徴
モスバーガー比較的少なめ(主にソース)注文後に調理、国産野菜重視
マクドナルド多め(バンズ・パティ・ソース)工場一括製造、冷凍品を再加熱
ガストやや多め(全体的に使用)メニュー多彩、冷凍食材多め
サイゼリヤ多め(加工パスタやソース)値段が安く、添加物で安定性確保
吉野家・すき家やや多め(つゆ・肉に使用)時間短縮・味の統一のために使用あり

どのチェーンも国の基準に基づいて安全に提供していますが、モスは「調理スタイル」「素材」「情報開示の丁寧さ」で一歩リードしています。

10. 日本の添加物数と、私たちができること

日本では、認可されている食品添加物の種類が約1,500を超えており、これはヨーロッパ(EU)のおよそ5倍にあたります。

こうした現状をふまえ、私は、これからの日本人の健康を守るために、添加物の種類や使い方を見直す必要があると考えています。

「国が決めたことだから仕方ない」とあきらめるのではなく、

食品表示をよく見る
無理のない範囲で無添加や自然食品を選ぶ
そして、食の安全や透明性に配慮する政治家に投票する

こうした行動が、社会の仕組みや未来の食のあり方を変える力になります。

おわりに:知って選ぶことが、未来をつくる

モスバーガーは、他のファストフード店と比べて、素材へのこだわりや調理の丁寧さが感じられるお店です。
だからこそ、少しでも気になる方は、自分に合った選び方や注文の工夫をすることで、安心して楽しむことができます。

食べ物を選ぶことは、自分の体と未来を守ることにつながります。
日々の小さな選択が、家族や社会の健康をつくっていく力になる――そのことを、今日から少しだけ意識してみませんか?

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