あなたの夢はなんですか?
小学校の頃、よく聞かれていたと思います。
野球選手、お医者さん、アイドル。私の夢は、本屋さんでした。
しかし、私の夢は叶いませんでした。
なぜでしょうか?
理由は、本屋さんになることを、目標に設定しなかったからです。
大人になって、「夢」を→「目標」と設定して実行していったら、叶うようになりました。
大切だったのは【しくみ化】だったんです。
なぜ目標設定が必要なの?
ここで、「夢」と「目標」の違いを考えてみましょう。
「夢」…寝ているときに見る夢を「夢」と呼ぶ。現実味がないことを指す
「目標」…目じるし。狙い。まと。など、定まっているものを指す
「夢:ぼんやりしたもの」を→夢ではなく「目標:めじるし」として設定して、現実に叶えるための手順を考えて実行のです。
目標設定が必要な理由は3つ、あります。
①人間は目標があると、叶えたくなる生き物
…たとえばクローゼットを買います。思っていたより大きいサイズを買ってしまったようで、余白が生じました。
しかし何か月かすると、いつの間にかクローゼットはいっぱいになっていると思います。
人間は箱(=目標)を用意されると、埋めよう(=叶えよう)とする本能が働くからです。
目標を設定すれば、本能的に手段を考えるようになります。
②具体的にイメージできるものは、実現可能
…今日の昼ごはんをオムライスを食べたいと考えたとします。
でも、オムライスをどう作ったらいいんだろうと思うだけで、作り方を調べたり買い物に行ったり、
またはオムライスを提供しているレストランを調べて、そこに向かって移動して注文しなければ、オムライスは食べられません。
逆に目標について少しでもイメージができれば、実現可能と言えるのです。
③目標を設定して行動することで、7割は成功している
…②の補填になりますが、頭でイメージして→身体を使って実行することで、失敗することはあってもそれで軌道修正すれば良いわけです。
そこまでくれば、成功は目前です。成功目前でやめる人は稀なので、目標を設定して動いて諦めなければ、7割は成功していると言えます。
目標設定、3step
目標設定の流れは、
①目標を決める。まずはざっくりでOK
➁進行中に詳細を詰め、微調整を行う
③最終的に、目標は変わってもOK
説明すると、
①目標を決める。まずはざっくりでOK
…想像する力が重要です。
たとえば…「ずっと家で過ごしたい」「働きたくない」など。りっぱじゃなくてOK。
逆に大切なのは、「自分にとって、その目標は重要なものかどうか」です。
「働きたくない」ことが目標なら→「働かずにどうやって生活をするのか」という疑問が生まれます。
これを突き詰めていくと「働くとは」「自分が生活するのに、必要なものは何か。
またどれくらいの金額まで生活費を下げられるか」など、どんどん考えていくことになります。
➁進行しながら詳細を詰め、微調整を行う
…①の続きですが「働くとは」と考えたときに、実は働くこと自体が嫌なわけではないこともあると思います。
「通勤が苦痛」「なるべく人と接したくない」のであれば→リモートワークの仕事が候補に挙がってきます。
次はリモートワークの求人を見てみます。すると正社員だとITエンジニアなどの専門職が多く、一般職の求人は少ないことが分かります。
しかし、アルバイトやパートだったら、リモートワークの仕事はありそうです。
正社員を諦めても大丈夫かどうか。
ひとつずつ、丁寧に自分と会話をして、進めていきます。
③目標は変わってもOK
…正社員でないと無理だ、と思うならどんな道があるか調べることが必要です。
リモートワークは諦めないといけないかもしれないし、週2~3のリモートワークなら可能かもしれない。
そうすると、コールセンター問合せ受付の仕事が合格する可能性がありそうだな…私はコールセンターの仕事を本業にしていいのだろうか?
さらに探すと、コールセンターは化粧品の受発注・使用方法の受付の仕事が見つかります。
想像・確認していくと、化粧品は好きだから苦じゃないし、週4勤務で、リモート勤務が週2~3日可能なら、許容範囲。
給料も少し低いけど生活費を抑えているから生活はできる。
本業にしたいかも!と思えるようになりました。
最初の目標とズレてきましたが、それでOKなんです。
「働きたくない」という目標設定ができたからこそ、自分のしたくないことを分析できて、本当に今の自分に必要な選択ができたんだと思います。
もし違うなと思ったら、次の目標設定を考えればいいんです。
目標達成への道のりには、充実感がある
毎日、仕事と家の往復だけになっていませんか?
それは、ある意味自然なことです。
日本の教育(戦後)の目的は、毎日仕事と家の往復をするだけの受動的な人間を育てることです。
私たちは、疑問を持たず考えない人間を育てる教育を、小学校から高校・大学まで12~17年間受けているんです。
休日に「退屈だな」と思うことはありませんか?
退屈でヒマな自由な時間は、実はとっても素晴らしいことと考えることもできます。
日本が、平和な証拠です。
平和は、自然に発生しません。
歴史をいろんな観点からみると、そう思うようになりました…
退屈なヒマな時間が悪いことと感じるように、目標・充実感を、人から与えられることに慣れてはいけません。
だからこそ、自発的な趣味、自分が本当に求めていることを真剣に考える・取り組む必要があるのです。
「何もしない=退屈」ではなく、「ゆっくり過ごすことは、私がしたいことである」と考えられたら、罪悪感は生まれないどころか、充実感を味わうことができます。
夢を見て、叶えていこう!
いかがでしたか?
大人こそ、夢をみるべきです。
夢をみるからこそ、人は進歩してきました。
夢を→目標設定に変更して、現実的に叶えていきましょう!