前回、働き始めてすぐの体験をこちらでお話しました。
今回は1か月半:経過した、実体験を書いていきます。
未経験者が会計事務所に入社して1か月半経過した、正直な感想
ついに実務が始まりました。感想とともに3つに分けてお伝えします。
①日次業務を経験できた
専用システムを使って、仕訳入力ができるようになりました。
基本的には過去履歴を参照して、毎月同じような仕訳を切ります。
そのため、簿記3級程度の仕訳が分かって&PC操作に慣れていれば問題なくできると思いました。
ただ専用システムが、クセがあります。Windowsのような見た目ではあるのですが、キーボードが専用システム仕様になっており、コピー&ペースが普通にできなかったり、ファンクションキーが使えなかったりと、地味に不便を感じます。。
②幅広い知識が求められる
会計事務所ではクライアントの外部経理をすることが、大きな仕事の一つです。
そのため、税務事務だけでなく、社会保険関係の手続き等々もできなくてはなりません。
前回も書いたように、法人設立・相続関係の知識も必要です。
税務知識だけでも膨大で気が遠くなってきますが、一つ一つ体当たりしていくしかありません。
③ゆっくり丁寧確実に仕事をする→やり直しなしが「結局、早く終わる」
私は作業上の入力や処理など早いほうなのですが間違いがどうしても発生するので、やり直しをすることは当たり前だと思っていたタイプでした。
しかしいまの勤務先の仕事では「ゆっくりでいいから、ひとつひとつ確実に」と言われます。
実際、膨大な仕訳入力を見直してやり直したところ、非常に時間と体力が要りました。。
「やり直しは、極力したくない」
そう強く感じ、ゆっくりていねいに仕事をしていこうという気持ちになりました。
スピードは、あとからついてくると思います。
簿記取得者なら会計事務所勤務は面白いと思う、理由3つ
実務を始めて、むずかしいけれど面白いなとも思えたので、理由を深堀りしてみました。
①簿記知識が、仕事に直結する
これは前回も書いたのですが、勉強したことが活きてる!と実感できるのは嬉しいですね。
仕訳ひとつでも最初は、システムに入力するときに頭と入力が一致しませんでしたから。
これが仕訳の実務か!とひそかに毎日感動しています笑
②調べる力がつく
会計事務所は、全員忙しいです。
ド新人なので最初は教えてくれますが、それでも寿司職人のように「背中を見て覚えろ」的な雰囲気です。
職人さんの世界よりよかったなと思うのは「調べる先がある」ということです。
税のことなら国税庁HPに書いてあります。難しい言葉で書いてあったり、一定のルールが分かっていないと読みにくいですが、慣れるしかありません。
それでも分からなければ、税務署に問い合わせすることもできます。(怒られそうなのでなるべく避けたいですが。)
新人の内なら、先輩に聞くことも許されると思いますが、ゆくゆくは自分で調べる力がカギになってくると思いました。
③相続・法人設立の手続きは、簿記知識があることで深まる
クライアントの経理・税務業務が事務所のメイン業務ではありますが、相続・法人設立の手続きもけっこうあります。
取得金額・売上金額等によって申請が変わってきますので、財務諸表を読めないと話になりません。簿記知識が必須となります。
未経験者→経験者への道のり、これからどうなる?
1か月のあいだは、毎日何をするのか決まっていませんでした。私に仕事を教える人も必要でしたし。
1か月を過ぎたくらいから、自分のやるべきことが決まり、見えてきたようなきがします。3つに分けてお伝えします。
①クライアント先が設定される
1か月目は、会社に慣れるために先輩のお手伝いという立ち位置でした。
しかし、これから私にもクライアントが割り振られます。
ということは、メイン担当者として連絡を取ったりするようになるのですね…責任感を感じます汗
②月次業務を行う
日次を経験したので、次は月次業務です。
まとめて12か月分やるより毎月チェックしておいたほうが、年次業務の負担を減らせます。
…年次業務は年1ですから、なかなか慣れないんでしょうね…汗
③経験したことは、メモを残していく
実はこれが一番重要なのでは、と思うことです。
いろんな仕事があって覚えきれないため、空いた時間を見つけて自分のメモを残しておくことで次回に備える必要があると感じました。
文章だけの簡単なものであっても、思い出せるきっかけとなるので。
まとめ
今思えば入社して1か月の間は、慣れるまでの期間だったんだなと思います。
少しずつスピードアップしている実感があり心配にもなりますが、あせらず確実性を重視して取り組んでいきます。
次は月次業務の感想や、3か月~半年経過した体験を書いていきますので、たのしみにしていてくださいね☺