塩は、私たちの食生活に欠かせない調味料です。しかし、どんな塩を使うかによって、料理の味わいや健康への影響も大きく変わります。特に近年注目されているのが「ミネラル豊富な塩」です。
ミネラルを多く含む塩は、体にやさしく、料理の味をまろやかに引き立ててくれます。しかも、今ではそうした高品質な塩もスーパーで手軽に購入できるようになっています。この記事では、スーパーで手に入る国産のミネラル豊富な塩を中心に、選び方やおすすめ商品、料理への使い分けまでわかりやすく解説します。
ミネラル豊富な塩とは?
「ミネラル豊富な塩」とは、ナトリウム以外にも、マグネシウムやカルシウム、カリウムといった人体に必要な微量元素を含んだ塩のことを指します。
ミネラルの主な種類と役割
塩に含まれるミネラルは、単なる「味付け」の枠を超えて、私たちの体にさまざまな働きをもたらしてくれます。
ここでは、特に注目すべき4つのミネラル「マグネシウム・カルシウム・カリウム・ナトリウム」について、それぞれの役割や健康効果を見ていきましょう。
ミネラル名 | 働き・役割 |
---|---|
マグネシウム | 神経や筋肉の調整、代謝をサポート |
カルシウム | 骨や歯の形成、神経伝達 |
カリウム | 余分な塩分(ナトリウム)の排出、血圧調整に役立つ |
ナトリウム | 水分バランスの調整、神経伝達 |
特にカリウムは、塩分(ナトリウム)の摂り過ぎによる高血圧リスクを下げる働きがあり、ミネラルバランスのよい塩を選ぶうえで重要なポイントとなります。

塩の種類と特徴
一口に「塩」といっても、実は製法や原料によって風味やミネラルの含有量は大きく異なります。
日々の料理に使う塩を選ぶうえで、その種類ごとの特徴を知っておくことはとても大切。
ここでは、代表的な塩のタイプを比較しながら、それぞれの魅力をわかりやすくご紹介します。
種類 | 製法・特徴 | 味の傾向 | ミネラル含有量 |
---|---|---|---|
精製塩 | 工場でイオン交換や溶解結晶で作る | シャープで単調な塩味 | ほぼナトリウムのみ |
天然塩 | 海水を天日干しや平釜でじっくり結晶化 | まろやか・旨味あり | 豊富に含まれる |
岩塩 | 地中の塩鉱から採掘。古代海水が由来 | コクが強く独特な風味 | 中程度〜豊富 |
精製塩よりも、自然の製法でつくられた天然塩や岩塩には、ミネラルが多く含まれる傾向があります。
スーパーで買えるミネラル豊富な塩の選び方
健康志向の高まりとともに、ミネラル豊富な塩もスーパーで気軽に手に入るようになりました。
とはいえ、種類が多くて「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、成分表示や製法、料理との相性など、賢く選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
- 成分表示をチェック
ナトリウム以外のマグネシウム、カルシウム、カリウムなどが記載されているか確認しましょう。 - 製法と産地に注目
天日干しや平釜といった自然製法で作られた塩には、ミネラルが残りやすい傾向があります。 - 料理用途で選ぶ
粒の細かさや形状により、向いている料理が変わります。用途に合わせて最適な塩を選びましょう。 - 取り扱い店舗をチェック
イオンやイトーヨーカドー、成城石井などの大型スーパーや自然食品コーナーで取り扱いがある商品も多数。ネット通販でも購入可能です。

おすすめのミネラル豊富な塩5選(すべて国産・スーパーでも手に入る)
実際にどんな塩を選べばいいのか迷っている方のために、ミネラルが豊富で味も評判の良い「国産のおすすめ塩」を厳選してご紹介します。
いずれもスーパーや自然食品店、オンラインショップで手に入るものばかりなので、気になった商品からぜひ試してみてください。
1. ぬちまーす(沖縄)
・世界でもトップクラスのミネラル含有量(マグネシウム:3,620mg/100g)
・海水100%使用で、パウダー状のためどんな料理にも使いやすい
・やさしい塩味で、和食にも洋食にも◎
2. 雪塩(宮古島)
・独自の低温製法でミネラルをたっぷり残している
・甘みのあるまろやかな味で、スイーツやサラダにも使える
・マグネシウムやカリウムも豊富
3. 海の精 あらしお(伊豆大島)
・伊豆大島の海水と平釜製法による自然塩
・マグネシウム・カルシウム・カリウムのバランスが絶妙
・スープや煮物にもぴったりで、毎日の料理に使える万能タイプ
4. 海人の藻塩(広島)
・瀬戸内海の海水に海藻(ホンダワラ)を加えた伝統の藻塩
・まろやかで旨味が強く、焼き料理との相性抜群
・マグネシウム1,000mg以上/100g、カリウムも豊富
5. 赤穂の天塩(兵庫)
・天日塩を日本の海水で溶かし、平釜で炊き上げた自然塩
・味にクセがなく、料理全般に使いやすい
・カルシウムやマグネシウムもきちんと含まれ、家庭でも人気
用途別のおすすめ塩
塩は「どれを使っても同じ」…と思いがちですが、実は料理の種類によって適した塩が異なります。
粒の大きさや風味の違いによって、仕上がりの美味しさに大きく差が出ることも。
ここでは、おにぎり・グリル・スープなどの用途に合わせた、最適な塩の選び方をご紹介します。
料理ジャンル | おすすめの塩 | 特徴 |
---|---|---|
おにぎり・サラダ | 雪塩、ぬちまーす、海の精 あらしお | まろやかで素材の味を活かす。パウダー・細粒タイプが◎ |
肉や魚のグリル | 海人の藻塩、赤穂の天塩 | ミネラルのコクと旨味が加わり、焼き料理に深みが出る |
スープ・煮物 | ぬちまーす、海の精 あらしお | 溶けやすく、だしの味と自然になじむ。優しい塩味 |

塩の正しい保存方法とは?
現在スーパーで販売されているミネラル塩の多くは、密封パックに入っており、そのまま使用することができます。基本的には容器の移し替えは不要ですが、移し替える場合には以下のポイントに注意しましょう。
- なるべく湿気の少ない、風通しのよい場所に保存する
- 密閉できる容器(ガラス瓶・プラスチック・陶器)を使用する
- 直射日光や高温多湿の場所は避ける
- 冷蔵庫保存は結露の原因になることもあるため、基本は常温保存がベスト
固まった塩も、品質には問題ないことがほとんどですが、スプーンでほぐして使うと便利です。
実は奥深い!塩にまつわる豆知識
- 「塩」は日本語で「しお」と読みますが、漢字の本来の形は“鹽”。現在は常用漢字として「塩」を使用
- 古代では塩は貨幣として流通していた地域もあり、「サラリー(給料)」の語源はローマの塩(サラリウム)から
- 日本では「塩の道」や「塩の専売制度」など、歴史的にも生活と深い関わりがある
日常的に使っている塩にも、知れば知るほど面白い側面があります。
Q&A
Q. ミネラルの多い塩は高血圧でも使って大丈夫?
A. ナトリウムの摂り過ぎが気になる方は、カリウムやマグネシウムを多く含む塩を「少量で味を引き出す」使い方が理想です。ただし、持病がある場合は医師に相談を。
Q. ミネラル豊富な塩と普通の塩はどう違うの?
A. 味のまろやかさや健康面でのメリットが大きく異なります。ミネラル塩は料理の旨味を引き出しやすく、減塩にもつながります。
Q. スーパーで本当に手に入る?
A. 大型スーパーの自然食品コーナーや、塩の特集棚などで販売されています。売り場がわからない場合は店員さんに聞いてみましょう。スーパーに無い場合は、メーカー公式サイトや楽天・アマゾンでも購入可能です。
まとめ

ミネラル豊富な塩は、健康的な食生活にとって欠かせない存在です。ナトリウムだけでなく、マグネシウムやカリウムなどをバランスよく含む塩を選べば、毎日の料理がもっと美味しく、もっと健康的になります。
しかも、最近ではこうした塩がスーパーでも簡単に購入できるようになりました。自分に合った「推し塩」を見つけて、体にも心にもやさしい食生活をはじめてみませんか?