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エタノールなしで簡単!ナチュラルなアロマスプレーの作り方

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「アロマスプレーを作ってみたいけど、エタノールは使いたくない…」
そんな方にぴったりなのが、エタノールを使わないアロマスプレー

この記事では、肌にやさしく香り豊かなスプレーの作り方や、目的別レシピ、安全な使い方まで、初心者の方でもわかりやすく解説します。
ナチュラルライフを楽しむ第一歩として、ぜひ参考にしてください。

エタノールを使わない理由とその利点

市販のアロマスプレーや多くの手作りレシピでは、精油を水に溶かすためにエタノール(無水エタノールなど)がよく使われています。しかし、エタノールには肌への刺激や香りの揮発性といったデメリットもあり、「なるべく使いたくない」と感じる方も少なくありません。
ここでは、エタノールを使用しない理由と、それによって得られるメリットについて詳しく解説していきます。

なぜエタノールを避けるの?

一般的に精油は水に溶けにくいため、アロマスプレーにはエタノールがよく使われます。(エタノールとは、アルコールの一種です。)ですが、次のような理由から、エタノールを使わない選択をする方も増えています。

  • 敏感肌や子どもには刺激となることがある
  • アルコール臭が苦手な方も多い
  • 香りがすぐに飛んでしまい、長く楽しめない
  • 引火性があるため、安全面で不安が残る

エタノール不使用のメリット

  • 肌への刺激が少なく、子どもやペットのいる家庭でも安心
  • 精油本来の香りをゆっくり楽しめる
  • 使用シーンを選ばず、さまざまな場所で使いやすい

エタノールの代わりに、グリセリンや乳化剤などを使うことで、安全かつ効果的にスプレーを作ることが可能です。

アロマスプレーの魅力と使用目的

アロマスプレーは、精油の香りを空間に吹きかけることで、気分や環境を整えるナチュラルなアイテムです。目的に応じて、使い分けができます。

  • リラックスしたいときのルームスプレーに
  • 仕事・勉強時の集中サポート
  • 虫除けや抗菌対策として
  • 玄関やトイレなどの消臭・空気清浄に

好みに合わせて精油をブレンドすることで、心身に合った香り空間を楽しめます。

エタノールの役割と代替手段

アロマスプレーにおいて、エタノールは単なる“アルコール”ではなく、香りや使用感に大きく関わる役割を果たしています。精油と水をなじませ、香りを均一に拡散させるためには欠かせない存在とも言えます。
ですが、エタノールを使わなくても、代わりになる素材を上手に活用することで、同じように快適なアロマスプレーを作ることが可能です。ここでは、エタノールの役割と、安心して使える代替素材をご紹介します。

エタノールの役割とは?

エタノールの働きは、大きく3つあります。

  • 精油と水を乳化させ、分離しにくくする
  • スプレーした際に香りを均等に拡散させる
  • 精油の香りをすばやく立ち上げる

代替手段として使える材料

材料主な役割
植物性グリセリン乳化と保湿効果
ポリソルベート20精油と水を均一に混ぜる乳化剤
はちみつ軽度の乳化+保湿効果
精製水ベースの水分
代替材料

これらを使うことで、エタノールなしでもスプレーの品質を保てます。

基本のアロマスプレーの作り方(エタノールなし)

エタノールを使わないアロマスプレーは、実はとても簡単に手作りできます。特別な道具や難しい工程は一切なく、必要なのは精油と数種類のナチュラル素材だけ。
ここでは、初心者の方でも安心して始められる、エタノール不使用の基本的なアロマスプレーの作り方を、材料選びから手順まで丁寧にご紹介します。

必要な材料と道具

  • 精油(合計5〜10滴)
  • 植物性グリセリン(小さじ1/2)
  • 精製水(約90ml)
  • スプレーボトル(100ml) ※できれば遮光加工のされた容器が〇。精油の品質を保つためです。精油は光に弱く、直射日光や強い光にさらされると酸化が進み、香りや効果が損なわれることがあります。

作り方の手順

  1. スプレーボトルにグリセリンを入れる
  2. 精油を加える
  3. 精製水を注いでキャップを閉め、よく振る
  4. 使用前にも毎回よく振ってからスプレー

目的別アロマスプレーレシピと効能

アロマスプレーは、選ぶ精油によって効果や香りの印象が大きく変わります。リラックスしたいとき、虫を寄せつけたくないとき、空間を清潔に保ちたいときなど、それぞれの目的に合わせたブレンドで、より快適な空間をつくることができます。
ここでは、使用シーンごとにおすすめの精油とその効能、具体的なブレンド例をご紹介します。あなたにぴったりの1本がきっと見つかるはずです。

リラックス用スプレー

  • おすすめ精油と効能
    • ラベンダー:安眠・ストレス緩和
    • ゼラニウム:ホルモンバランスを整える
    • ローズウッド:心を落ち着ける
  • ブレンド例
    ラベンダー5滴+ゼラニウム3滴+ローズウッド2滴
  • 使用シーン
    就寝前の枕元、読書タイム、お風呂上がりのくつろぎタイム

虫除けスプレー

  • おすすめ精油と効能
    • シトロネラ:蚊よけ
    • レモングラス:虫除け+リフレッシュ
    • ユーカリ・レモン:虫除け+空気清浄
  • ブレンド例
    シトロネラ4滴+レモングラス3滴+ユーカリ・レモン3滴
  • 使用シーン
    キャンプ・ベランダ・網戸・玄関まわり

抗菌・消臭スプレー

  • おすすめ精油と効能
    • ティーツリー:抗菌・抗ウイルス
    • ユーカリ:空気の浄化
    • ペパーミント:爽快な香り+消臭
  • ブレンド例
    ティーツリー5滴+ユーカリ3滴+ペパーミント2滴
  • 使用シーン
    トイレ・靴箱・布製品・マスク(外側に軽く)

精油の効能一覧(図表)

精油名主な効能
ラベンダー安眠、鎮静、ストレス緩和
ティーツリー抗菌、抗ウイルス、ニキビ対策
レモングラス虫除け、気分リフレッシュ
ゼラニウムホルモンバランス、リラックス効果
ペパーミント消臭、集中力UP、清涼感
シトロネラ蚊除け、防虫
精油の効能一覧

保存方法と使用上の注意点

エタノールを使わないアロマスプレーは、ナチュラルでやさしい反面、保存性や使用時の注意が必要になります。せっかく手作りしたスプレーを安心・安全に使い続けるためには、正しい保管方法や精油の取り扱いについても知っておくことが大切です。
このセクションでは、長持ちさせるコツや肌トラブルを防ぐためのポイントをわかりやすく解説します。

保存と保管のポイント

  • 冷暗所で保管し、2週間以内に使い切る
  • 遮光性のスプレーボトルを使用
  • 冷蔵庫保管でさらに長持ち(ただし冷たさ、温度変化に注意)

安全な使用のために

  • 初めての精油はパッチテストを実施
  • 妊娠中・乳幼児・ペットへの使用は避ける or 専門家に相談
  • 顔や目に直接かからないように注意

よくある質問(Q&A)

Q1. 水道水でも作れますか?

可能ですが、保存性が劣ります。精製水を使用するのがおすすめです。精製水はドラッグストアやスーパーなどで購入できます。

Q2. 香りが弱く感じます。精油を増やしてもいい?

最大でも100mlあたり10滴が目安です。増やしすぎると肌刺激のリスクがあります。

Q3. グリセリンがない場合はどうすれば?

代用としてポリソルベート20が使えます。ただし、使用前によく振ってから使うことが大切です。(はちみつも使用できますが、虫を集めることがあるのでオススメしません。)

まとめ

エタノールを使わないアロマスプレーは、肌にやさしく、精油本来の香りを穏やかに楽しめるナチュラルアイテム。リラックス、虫除け、抗菌・消臭など、目的に合わせて自分だけのブレンドを作る楽しさも魅力です。

初心者の方も、まずは小さなボトルから気軽に手作りしてみましょう。きっとあなたの毎日が、心地よい香りに包まれ、心地よく過ごせることでしょう!

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