米粉で団子を作ってみたけれど、

硬いし、味がしない
もちもち感がゼロ
…そんな経験はありませんか?
実はそれ、ちょっとした工夫だけで驚くほど改善できます。
この記事では、米粉団子がまずく感じてしまう原因を整理。冷めてもやわらかく、もちもちに仕上げるためのコツを丁寧に解説します。
初心者でもすぐ真似できるレシピや、アレンジ方法、よくある疑問への回答も。
これから米粉団子作りに挑戦する方はもちろん、過去に失敗してしまった方にも役立つ内容です。
1.【原因編】米粉団子がまずいと感じる理由|5つ
米粉団子が美味しくないと感じる主な理由は次の5つです。
・適さない米粉を使っている
・水分量の調整が不十分
・砂糖など保湿成分が不足している
・こね不足で食感が悪くなる
・保存時に乾燥してしまっている
特に「硬い」「パサパサ」「味がない」といった悩みは、材料の選び方と配合で大きく変わってきます。
2.【改善編】やわらかくもちもちにする|5つの方法
2.1. 米粉の選び方で食感が決まる
米粉にはいくつかの種類があり、それぞれ食感や用途が異なります。
米粉の種類 | 原料 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|---|
上新粉 | うるち米 | 粘りが少なく歯切れのよい食感 | 柏餅、ちまき、ういろうなど |
白玉粉 | もち米 | つるんとなめらか、冷めても柔らかい | 白玉団子、大福 |
もち粉 | もち米 | 弾力が強くもっちり | 求肥、大福 |
だんご粉 | うるち米+もち米 | コシと柔らかさのバランスが良い | 串団子など |
白玉粉・上新粉・もち粉・だんご粉はそれぞれ原材料及び製造方法が異なるため、性質や使用方法も異なります。
出典:COOKPAD料理の基本>知ってスッキリ!料理の疑問>白玉粉・上新粉・もち粉・だんご粉の違いと代用について
やわらかく仕上げたい場合は、白玉粉やもち粉がおすすめ。歯ごたえを重視したい方は上新粉やだんご粉を選びましょう。
失敗例:上新粉のみで作ったら硬くなりすぎた…
成功例:白玉粉と上新粉を1:1でブレンドしたら程よい弾力に!
2.2. 水分量は「耳たぶの柔らかさ」が正解
生地作りで最も重要なのが水分量の調整です。水が多すぎるとベタつき、少なすぎるとボロボロになります。
ポイントは以下のとおり:
・水は少しずつ加える
・こねながら様子を見る
・耳たぶくらいの柔らかさを目指す
うまくいくと、団子を丸めたときに手にくっつかず、表面がなめらかになります。
失敗例:水を一気に加えて生地がダマになった…
成功例:水を少しずつ加えて滑らかな生地に!
2.3. 砂糖を加えて保湿&甘さをプラス
砂糖には保湿効果があり、団子が冷めてもやわらかく保たれるようになります。粉の10〜20%を目安に加えるのが基本です。
例:白玉粉150gに対して砂糖15〜30g程度
加えすぎると甘くなりすぎるので、団子の用途に応じて調整しましょう。みたらし団子などタレをかける場合は控えめでもOKです。
失敗例:砂糖を入れず、翌日にはカチカチに…
成功例:砂糖を加えて翌日もモチモチをキープ!
2.4. 豆腐を加えてふんわりやわらか
水の代わりに絹ごし豆腐を使うと、水分量が安定し、さらに冷めてもやわらかい食感になります。豆腐には脂肪分やたんぱく質も含まれており、団子が固くなるのを防いでくれます。
また、カロリーが控えめで腹持ちもよく、ヘルシーさを求める人にもおすすめのアレンジです。
初心者の方や、お子さんのおやつとして作る場合にもぴったりです。
失敗例:豆腐なしで翌日には硬化…
成功例:豆腐を加えて冷めてもふんわり!
2.5. 正しい保存方法で食感キープ
団子は乾燥に弱いため、保存時の工夫も重要です。
・1つずつラップで包む
・密閉容器に入れて冷蔵 or 冷凍
・冷蔵後はレンジで加熱して復活
・冷凍なら自然解凍 or レンチンでモチモチに戻る
保存後の硬さに悩んでいた方は、ここを見直すだけでぐんと美味しくなります。
失敗例:ラップなしで保存し、表面がカピカピに…
成功例:1つずつラップして密閉容器に保存。レンチンで復活!
3. 基本のもちもち団子レシピ(白玉粉+豆腐)
材料(20個分)
・白玉粉:150g
・絹ごし豆腐:150g(目安)
・砂糖:15g(白玉粉の10%)
作り方
- 白玉粉と砂糖を混ぜる
- 豆腐を少しずつ加えながらこねる
- 耳たぶくらいのやわらかさに整える
- 丸めて熱湯でゆでる(3分程度)
- 冷水にとってぬめりを取る
- お好みでトッピングして完成!

このレシピは、冷めてももちもち感が続きやすく、初めての方にも失敗しにくい配合です。
4. よくあるQ&A
4.1 Q. 団子がベチャつくのはなぜ?
A. 水分過多またはこね不足が考えられます。豆腐を入れすぎないよう注意。ゆるいようなら、様子を見ながら少しずつ米粉を足してみてください。
4.2 Q. 翌日食べたら硬くなっていた…
A. 砂糖や豆腐で保湿し、しっかりラップで保存しましょう。
4.3 Q. もちもちで冷めても美味しくしたい!
A. 白玉粉+豆腐の組み合わせがおすすめです。
5. 米粉団子のアレンジアイデア3選

5.1 みたらし団子風
醤油・砂糖・みりん・水・片栗粉を加熱して作ったタレをかけるだけ。甘辛の味がクセになります。
5.2 黒ごま団子
黒ごまペースト+練乳で濃厚なごまあんに。団子の中に包んでも◎
5.3 カラフル団子
抹茶・紫芋パウダー・フリーズドライの苺粉末などを混ぜ込んで色を付ければ、見た目も華やか!お花見やイベントにぴったりです。
6. まとめ|まずいを卒業して理想の食感へ
米粉団子がまずいと感じてしまう原因は、粉の選び方や水分調整など、ちょっとした工夫の違いかもしれません。
この記事で紹介したポイントを押さえるだけで、やわらかくてもちもち、冷めても美味しい団子が簡単に作れるようになります。
・白玉粉やもち粉をうまく選ぶ
・水分は少しずつ調整してこねる
・砂糖や豆腐を加えて保湿
・保存方法も見直す
冷めても美味しく、もちもちした団子作りがきっと楽しめます。
ぜひ、お気に入りの食感を探しながら、あなただけの米粉団子レシピを見つけてくださいね。
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