転職って、大変ですよね。
40代ともなると書類選考でめちゃくちゃ落ちるので、精神的にキツかったりもします。。
そんなとき、派遣という選択肢が頭に浮かぶと思います。
派遣って、すぐ仕事決まりそう
派遣の顔合わせって、営業さんが付いてきてくれるから安心だしね
派遣って、就業先に正社員として就業できることもあるから、
ためしに就業するにもいいと思うな
こんなイメージではないでしょうか。
しかし、私は40代の転職で派遣を、おススメしません。
まず、派遣の歴史を見てみましょう。
派遣の歴史(概略)
派遣という働き方が一般的になったのは、今から20年前の2004年頃。
当初の派遣は、専門性の高い職種のため給与も高かったそうです。
プロジェクトが終了したら契約が終了する働き方は、派遣で働く人の流動性が高い=自由度が高いとされてきました。
そのぶん、お給料も派遣社員のほうが高かったのです(社会的保証が低いため)
当初は派遣社員のほうがお給料が高かったなんて、意外なのではないでしょうか。
近年では派遣社員のお給料は 正社員より同等となり、現在では低いことが一般的な認識となってしまいました。
それでは次からは、40代の転職で派遣をおススメしない理由をお伝えしていきます。
①条件が厳しい
派遣でもっとも重視されるのは、職歴・空白期間が少ないこと。
私のように10社も転職していると、派遣会社さんからは嫌われます笑 実際に、言われたこともあります。
なぜ、「職歴・空白期間が少ない」ことを重視するかというと、
1.派遣の営業さんが説明しやすい・推しやすいから
2.派遣会社から紹介される企業は 大きい企業や派遣営業さんと繋がりのある会社
そのため、職歴・空白期間が少ないことは「=責任感のある人物である」という印象になるので、好まれると言えます。
②給料交渉が難しい
次に、お給料についてです。
直接会社と交渉するのであれば、双方の話し合いですよね。
しかし派遣会社を間に挟むことで難しくなりますし、上がったとしても10円単位(時給)になる可能性もあります。
また、派遣社員複数人を比較しての評価になったりすると、非常に上がりにくいのが分かります。
③派遣→直接雇用になれるかどうかは、運
最後に、直接雇用についてです。
就業先に入る前に、直接雇用の可能性有無と、形態(契約社員・正社員)を確認するのはもちろんのこと、
最終的に雇用形態:派遣で入ってしまうと直接雇用になれるかどうかは、運です。
あなたの努力・交渉力次第ともいえますが、これがコツだ!と言い切れるものがないのが現状です…
3年頑張って直接雇用の話が出て、それでも契約社員にしかなれない場合、その3年は誰が責任を取ってくれるのでしょうか…
そうなんです。こちらが背負うことになるんですよね。。
【結論】直接雇用のほうが、間口が広い
ここまで見てきて、派遣って、結構ハードルが高いのでは?と思いませんでしたか?
正解です。
派遣で働ける人は、正社員で働ける可能性が高いんです。
これをみると、面接に誰か付いてきてくれる安心感のメリットって、小さすぎませんか。
自力で面接の練習をして自分でアピールできたほうが、絶対に得です。
面接のとき大変なのは、一時的なものです。
入社したあとは雇用形態やお金のことに悩まされず、のびのびと働きたいと思いませんか。
まとめ
今回のお話は「独身40代女性」の転職の場合をお話しました。
既婚であればまた生活環境も違いますし、派遣という働き方が合う方もいると思います。
しかし、私としてはどんな状況でも「直接雇用」のほうが関わる人間が少なくなるので、悩みも減ると思います。
仕事の悩みの8割が、人間関係です。
正社員ではなくても、パート・アルバイトでも、直接雇用をオススメします。